2013年2月11日月曜日

英単語 unwind

unwindは、「巻き戻す」という意味を持ちます。巻いたものを巻き戻す、っというニュアンスで、様々なところで使われます。

この言葉は、金融用語としてもよく使われます。下記の例文では、すべて「巻き戻す」から意訳が想像できるかと思いますが、要は、逆の取引をする、ということを意味しています。

例文
Japanese life insurance firms have started to unwind their dollar/yen hedges in the wage of the yen's sharp depreciation over the last month. (Asia Risk, 04 Feb, 2013)

As part of a JPY unwnd, we anticipate a short EUR and long DXY in the foreseeable future. (Market oracle, 10 Feb, 2013)

2013年1月30日水曜日

英語表現 go cold turkey

go cold turkeyは、口語表現で「いきなり[きっぱりと]やめる」ことを指します。
cold turkeyは、麻薬やアルコール、タバコなどをいきなり完全にやめた時に生じる禁断症状のことを指しますが、そこから、go cold turkeyでは、いきなり完全にやめることを指しています。cold turkeyがそもそも、依存すべきではないものをやめた時に生じる禁断症状を指しているので、go cold turkeyも、悪い習慣などをいきなり完全にやめる際に利用されます。

ちなみに、John Lennonの曲に、"Cold Turkey"というものがありますが、この曲は、麻薬の効果が切れた時の苦しみを歌にしたものだと言われています。

[例文]
You didn't go cold turkey on email when you were in Florida, right? (NHKラジオ実践ビジネス英語1月23日放送)

2013年1月26日土曜日

英単語 auspicious

auspiciousは「幸先の良い」という形容詞で、副詞形はauspiciously、名詞形はauspiceです。

この名詞のauspiceは「前兆」「吉凶」という意味を持ちます。

例文
Despite organizers' reservations, the charity telethon began auspiciously with one generous viewer ringing in a donation of $500. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

2013年1月25日金曜日

adamantとstubborn

adamantもstubbornも、どちらも「頑固な」を意味する単語です。しかしながら、この2つの言葉は異なる概念を示しており、もちろん使われ方も異なります。

adamantは、ある特定の状況において特定の事象に対し、「頑固」であり、「意思を変える気がない」状況をさします。すなわち、ある特定の事象だけについてですから、常に頑固なわけではないのです。強い意志があるため、何かを説得するのはほぼ無理でしょう。

逆にstubbornは、性格として、常に頑固なことを指します。すなわち、長い期間にわたって頑固な状態です。しかしながら、頑張って説得を続ければ、それが成功する可能性がある状態です。

日本語にすると同じ言葉に訳されてしまいがちですが、さしている意味は異なるため、しっかりとその違いを理解したいですね。

英単語 caliber

caliberは「能力」の意味を持つ名詞です。この言葉は、アラビア語のqalib「鋳型」、もっと古くはラテン語のqua libra「どんな重さか」からきています。
型や重さをはかるところから、「能力」の意味が生まれたようです。

例文:
The Police Officers Association said that without a pay raise, it would be impossible to continue to attract people of the right caliber to join the force. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 prodigious

prodigiousは「並外れた」という意味を持つ形容詞です。
prodigyという名刺の形容詞系です。prodigyは「驚くべきこと」「天才」「前兆、前触れ」という意味がありますが、もともとはラテン語のprodigiumからきており、これは、「前兆、前触れ」という意味でした。

「驚くべきこと」は何か「前兆」があってから起こる、というところから現在の意味に発展したようです。

例文
The student made a prodigious effort. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 adroit

adroitは「巧みに」という意味を持つ形容詞です。この言葉はフランス語のa droitがくっついて出来たものです。"a"はtoを表し、"droit"は「右」を意味します。古代ローマでは、「右」は「正しさ」「正義」を意味しており、正しい方向へ何かを出来ることから、「巧みに」何かを出来ること、という意味につながったようです。

右へ、を左へ、と対比すると、右手の方が器用なことが多い(単純に右利きの方が多いから)から、器用な、という言葉になったという解釈をしている方もいるようです。どちらが正しいのかは私には判断できませんが、語源として、a droitが右へ、という言葉であり、そこから現在の意味に至ったのは確実のようです。

例文
The star player adroitly avoided the poopsing team's defenders and scored a beautiful goal. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

尚、以前sinisterという英単語をご紹介しましたが、これは「不吉な」という意味でした。これは、ラテン語の「左」を意味する言葉から来ていましたね。左はネガティブな、右はポジティブな意味へと発展している良い例かと思います。

英単語 caustic

causticは「辛辣な」「痛烈な」という意味を持つ言葉です。語源はcaust「~を焼く」「燃える」から来ています。同様の語源を持つ言葉に、holocaustがあります。

例文
The music critic was famous for his caustic reviews, in which he mercilessly denouced the weakness of musicians. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 conspicuous

conspicuousは「目立つ」という形容詞です。
con + spic + ousという構成になっており、conはthorough「完全に」を、spicはspecの変形で、look「見る」を、ousは「~でいっぱいの」を、それぞれ表しています。
完全に見える状態なので、「目立つ」という意味になっています。

例文
The boy looked very conspicuous because he was the only one at the party wearing his school uniform. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 volition

volitionは、「意志」という意味を持ちます。これは、語源volが「意志」という意味を持っているためです。
同様の語源を持つ言葉に、voluntary、willが存在します。

volitionは、よく熟語として、of one's own volition「自らの意志で」という形で使われます。

例文:
The accused man had of his own volition put the lives of hundreds of people in danger. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 distend

distendは「膨らむ」(vi)や「膨らませる」(vt)の意味を持ちます。
tendはtentからきていて「ぴーんと張る」ことを指しており、それに接頭辞dis-がくっついています。

接頭辞disは、分離(apart)をすため、外側に緊張するという意味から、膨らむ、膨らませるという意味になります。
尚、disには「逆の」「非~」という意味で使うこともあります。
同義語にはswellがあります。

例文:
The disease causes the stomachs to become distended. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

2013年1月23日水曜日

英単語 rudimentary

rudimentaryは、「初歩の」や「原始的な」の意味を持つ単語です。これは、rude「未熟の」から来ています。
"The first rudimentary stock exchange opened in the 17th century."(旺文社「英検一級集中ゼミ」)のようにして利用します。

elementaryと同義語ですので、そのことと合わせると、本単語は覚えやすいと思います。


2013年1月22日火曜日

英単語 pacifyとappease

pacifyとappeaseは、どちらも「平和な状態にする」という意味を持ちます。これは、どちらも「平和」を意味するpeaceから来ているためです。

peaceにmakeの意味を持つfyをくっつけたものがpacifyで、「静める」や「なだめる」、「制圧する」という意味を持ちます。

Non-lethal force insuch cases can disperse or pacify a crowd without harming anyone. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

appeaseは、peaceのcがsに代わっていますが、やはり「なだめる」という意味でつかわれます。

英単語 extort

extortは「奪い取る」や「強要する」という意味を持ちます。どちらにせよ無理やり、という意味がつきまといます。

「奪い取る」という意味では、
The blackmailer tried to extort a large sum of money from him (研究社 新英和中辞典)
のように利用します。

「強要する」という意味では、
extort a confession from a person by threats (研究社 新英和中辞典)
のように利用します。

「外に」を表すexと、「ひねり出す」を表すtortが合わさって出来ているからですね。

2013年1月7日月曜日

英単語 uncouth

uncouthは、unsophisticatedと同様の意味で、「洗練されていない」「粗野な」「無礼な」という意味を持ちます。これは、否定を表す接頭辞"un"と「上品な」「洗練された」を示す"couth"が合わさって出来ています。

[例文]
I'm constantly amazed at how uncouth many young people today are. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 precipitous

precipitousは、steepを意味する英単語です。
崖のように急なことを指しています。

[例文]
1. Because of the yen's precipitous rise against other currencies, overseas production of many Japanese electronics products has grown rapidly. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)
2. Earnings have only now begun to catch up with what they were before the precipitous fall. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

尚、precipitousに関連する名詞形は2つあります。
ひとつは、precipiceで、「絶壁」「断崖」「がけ」という意味になります。
もう一つはprecipitationで、「降水量」「急降下」という意味になります。

2013年1月6日日曜日

英単語 dwell / 熟語 dwell on

英単語dwellは、「住む」という意味の単語で、liveのformalな表現、という位置づけですが、"dwell on"という熟語になると、意味が変わり、「~をずっと考える」という意味になります。「くよくよ考える」などとして訳されることも多いです。
一所に留まっているイメージがやはりつきまとうという意味では、「住む」という意味と大きくは変わりませんね。

[例文]
The teacher advised the student to spend less time dwelling on his past mistakes and more on preparing for his future examinations. (旺文社「英検一級集中ゼミ」)

2013年1月4日金曜日

英単語impasse

impasseはフランス語を語源としているため、発音は少し独特になります。
語源的には、否定を表す接頭辞inと、「通過する」を表すpasseから構成されているため、通過できない、すなわち、「袋小路」という意味になります。

[例文]
Merger negotiations reached an impasse when it came time to finalize the new company's name ((旺文社「英検一級集中ゼミ」)

英単語 reparation

reparationは、賠償、埋め合わせという意味です。また、修理、という意味もあります。

ちなみに、repairという「修理する」を意味する動詞がありますが、reparationにもこの動詞の名詞系としての「修理」という意味もあります。ですが、単純に「修理」と言う際には、repairとします。尚、repairmentという言葉を耳にしたことがありますが、これは実際には存在しない、もしくは使われない言葉です。もちろん、repairmentと言えば、聞いている方は意味は分かりますが、違和感を覚えることでしょう。

英単語: repeal

repealは、「撤回する」「廃止する」という意味の英単語です。reは、backを意味する接頭辞であり、appealをbackするところから、「撤回する」という意味になってきます。

reを使うと、繰り返し、という基本の意味がありますが、繰り返し行うことは、すなわち、backやagainstの意味を生じてきます。単語それぞれにより、どの意味に近いのかをしっかりと理解しておけるといいですね。