2012年11月30日金曜日

英単語 "fluff"

"fluff"は、綿毛、けばなどの意味ですが、そこから[軽薄で]つまらないもの、くだらないもの、という意味も持っています。
NHKラジオ「攻略英語リスニング」2012年11月24日放送分では、 "fluff geared toward over-impressionable foreigners" のように使われており、「取るに足らないもの」的な意味で使われていますね。

2012年11月29日木曜日

語源: "ramus"

ラテン語 "ramus"は、現在の英語の"branch"に相当する言葉です。
形を変えて、"rami-"として使われることもあり、その代表例が、"ramification" (動詞は"ramify")です。

ramificationの意味は、「枝分かれ」「小区分」「成り行き」「結果」、などのようになりますが、すべて、"branch"を意味するラテン語の"ramus"から来ています。

また、ramificationは、「影響」というよりは「悪影響」として使われることもあり、legal ramificationなどと言うと、「法律問題」になります。


2012年11月28日水曜日

"wee"

"wee"は、「小さい」を意味する言葉です。

英語ではありますが、スコットランド的な雰囲気をおびた言葉のようで、ユーモア混じりに使われることが多いようです。また、しばしば強調のために "wee little"などの表現で用いられることもあります。

また、本単語は、昔の英語web(quantityやamountなどの量を表す単語)から派生したものです。

NHKラジオ「実践ビジネス英語」の2012年11月22日放送では、

"Even a wee drop can make me chatty."

という形で利用されていましたね。

2012年11月27日火曜日

"time-honored"

「昔からある」「昔ながら」の意味を持ちます。日本語だけ見ると、"longstanding"と同義に見えてしまいますが、"longstanding"は昔からある悪いことに対しても使えてしまいます。それに対し、"time-honored"は、良いこと、誇りに思うことに対して使われる点が大きく異なります。

尚、この言葉は、NHKラジオの実践ビジネス英語で2012年11月21日放送内容から抜粋したものです。

2012年11月26日月曜日

語源: "sinister"

"sinister"という英単語は、「邪悪な」「不吉な」などの意味を持ちます。

この言葉の語源をたどると、ラテン語の"sinister"にたどり着き、これは「左」を意味します。
現在の英単語とラテン語が一致しているのにびっくりですが、もう少し正確に語源を書くと、英語の"sinister"はフランス語の"sinistre"を語源とし、そのフランス語の"sinistre"はラテン語の"sinister"をもとにしているようです。

ラテン語で、この「左」という言葉は占いで多く用いられており、不吉なことを表していたようです。、そこから現在の意味になったようです。
上記の経緯より、未だに「左の」という意味を表す言葉として英単語の"sinister"が使われることもあります。

ちなみに、sinisterと対をなす「右の」を意味する単語として、"dexter"という単語があります。

2012年11月25日日曜日

"have a whale of time"

NHKの実践ビジネス英語(2012年11月15日放送)からひとつ、面白い表現があったので抜粋します。

"have a whale of time"

これは、口語表現で、とても楽しいひとときを過ごすという意味になります。whaleは地球上の最大の生物であるということから、途方もなく大きな、という意味合いで使うと説明がありましたが、そこから「楽しい」という意味が付加されているのが面白いですね。

語源: "be-"


今日着目するのは、"be-"。
これは、「~になる」「~をつけた」を示す語源です。

この語源からなる単語に、例えば下記のようなものがあります。

beware = be (~になる) + ware (警戒する)
befriend = be (~になる) + friend
bewilder (当惑させる) = be (~になる) + wilder (道に迷わせる)
belie (~を偽る) = be (~になる) + lie (うそ)

beについては、現在の英語のbeとほぼ同じものと考えて良さそうです。

ちなみに、語源には、ラテン由来のものと、ゲルマン由来のものがあります。
一般に、ラテンのものは硬く、ゲルマンのものはフランクな言葉になります。
ケースバイケースですが、ビジネスシーンなどでは、ラテン由来の言葉を使ったほうが、丁寧に聞こえるかもしれません。

語源: "ab-"


今日からしばらく、語源について勉強したいと思います。

本日着目する語源は"ab-"。

これは、「反対、逆、離脱」を示す語源です。この語源を利用したものとして、下記のものなどがあります。

abduct (誘拐する) = ab(離れた) + duct (導く)
abnormal (異常な) =ab(~から離れて) + normal(正常)
abscond (姿をくらます、失踪する) = abs (離して) + condere (隠す)
absent (不在の) = ab(逆) + sent(存在)
absorb (吸収する) = ab(~から離れて) + sorb(吸収)
abstract (抽象的な) = abs(~から離れて) + tract(引く)
abuse (悪用) = ab(基準から離れて) + use(使用)

こうやってみてみると、様々な言葉が存在していますが、どの言葉もabの示す「離れた」という意を反映した言葉になっていますね。

現在学習している方は、上記に登場するすべての語源を暗記するのは困難かと思いますが、まずは、"ab"だけれでも覚えておくと良いかと思います。今後、適宜語源に関する情報を掲載していく予定です。

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みなさんこんにちは。Trserv (http://www.trserv.org) のTuckです。
翻訳サービスを提供している我々ですが、その我々も、日々英語学習を重ねています。新しいことを勉強することもそうですが、既に知っている情報を整理・構造化して理解することも、非常に大切だと思っており、本ブログでは、そうした英語力upに向けたちょっとした情報を書き留めて提供していきたいと思います。
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